「合衆国には、2種類の黒人がいる。」とは、コリン・パウエルの談。


自ら望んで、夢と希望を胸に北米大陸にやってきた黒人と、その子孫。


無理矢理連れてこられ、困窮生活を強いられた黒人と、その子孫。


まだなのだ。


しかし、彼はきっかけ、では、ある。


そう遠くない未来に、旧・二級市民階層ファミリー出身の大統領の誕生が、実現するであろう。


・・・しかし、なおしかし、ネイティヴ・アメリカンの飛躍は兆しさえ見えず・・・


アメリカ合衆国とは、なんと複雑な国家であろうか。



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ただただ自分が大統領になりたいマケイン(そうすることによって、軍人としては失格、と見なされた超エリート軍人家族に生まれた彼はやっと尊厳を取り戻せる・・・)ではなく、大統領になってから、あんなこと、こんなことを実現させたいという言葉にリアリティーのあったオバマが当選するのは絶対的に明らかな展望であった。

だからとは言え、やはり祝杯を挙げる気にはならなかった。

なにかが物足りない。

音楽を通じて、アメリカ合衆国とその国民の姿を身近に感じながら長いこと過ごしてきた私だが、このような話題について意見をぶつけることのできる友人が最近身近にいないことが悩みである。

だからなのか、矮小で利己的な太郎くんの声明に対し、呆れるを通り越して絶望すら感じてしまった。

ニュース映像にチラリと映ったジェシー・ジャクソンの表情には感慨を憶えた。

歓喜に湧きあがる・・・などとは正反対の、不安と心配で一杯の困った表情。

問題は根深いのだ。
私は軍国主義者ではないが・・・



詳しいことは、ほとんど何も報じられていない。

・・・が、

①エジプト政府は、身代金を一切払っていないと言っている。

②軍事作戦が実行されたことを認めている。

③人質全員が、無傷で救出された。

・・・ということから、色々と考えてしまうのである。



金銭での解決は、双方に多大な緊張を生じさせる。

犯人サイドでは、交渉が難航した場合に備えて、勢力を二分させて、それぞれが手薄な(つまり殺気立った緊張にある)状態で対決に臨むものだ。

その場合、少なからぬ人質の犠牲が生じやすい。
『より危険なチーム』に入れられたとの不満を持つメンバーが、短絡的な行動に出やすいからだ。


今回は、圧倒的な戦力差により、犯人サイドの不意を突いて一気に解決がなされたと見るのが妥当だろう。

なぜエジプト政府はそこまで腕をまくって意地を掛けて救出作戦に出たのか?



ドイツにも、イタリアにも、こういった事態に活躍できる優秀な部隊が組織されている。

たとえ彼らが現地に進出し、実際に作戦に従事したにせよ、あるいはそうさせたくないなら自分の手で何とかしろと迫られたに過ぎないにせよ・・・

やはりそのような即応力を有していることが、強大な交渉力に繋がっていると見ても、あながち的外れでもないだろう(と思う)。



・・・欧州の一級国の国民からすれば、ごく自然な捉え方のはずだが、こと我々の国でこのような発言をすると・・・


国民を大切にしない中国等のニュースに接すると、『あんな国でなくて良かった』と思う人は多い(私を含めて)。

でも、

本当にこの国は国民を大切にしていますか?

国ではなくて、企業が懸命に守っている建て前が、人々の善意的なものを具現化しているに過ぎないのではないか、と思う。
中ほどまで来て、これはSFではなくFantasyだったことがわかり少しがっかりしたが・・・

本作には急速に宇宙開発を推し進める中国が、国際世論をものともせずに大胆な行動を仕掛け、木星の衛星のひとつで領有権を主張する、という記述があった。

なんだかなぁ。
今朝、起き掛けにテレビで。

そして、荒川さんの表情、またその様子を拝見していて、なぜか聴きたくなった曲がありました。

TLCの『Red Light Special』のこの一節

I’m a woman

a real woman

I know just what I want,I know just who I am(!)

感動しました。

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