Night Lights

2008年3月9日
西側から羽田に戻る国内線、窓側の席は左側だった。

飛行機が好きなくせに、安心して乗っていられないタチな私は、操縦翼面がよく見える後ろ寄りの席を選ぶ。

スロッテッド・フラップは着陸に備えてちゃんと下りてきているか?

さあぁ、着地したぞ、エアブレーキよ、素早く立ち上がるんだ!

・・・てな具合である。

国内線での移動は本当に久し振りな上に、夜間遅すぎない時間に到着するのは初めてだったかもしれない。

道半ば、ふと目が覚めて窓の外を見た。

まばゆい光。
名古屋あたりだったろうか。

海沿いに並ぶ灯火と、途中途中に現れる大きな光の集合体。なんだかSF映画やファンタジー映画における、主人公たちが目指す悪の根城のようでもある。
・・・明かりはエネルギーの浪費の結果であるも、かといってその魅力には抗えないものがあるからだ。
本当に美しかった。これまでには(ちゃんと意識して)見たことがなかった。

羽田の混雑が原因なのか、もともとそういうコースだったのか、我が愛する千葉の地をずっと舐めるように飛んでいってくれた。

あの光の列はおそらく京葉道で、あの街はたぶん・・・

色々と考えるも、確たる自信もなく、けれども楽しい作業だった。

7日間の出張を終え、明日からあと3日の出勤。

さぁ、もうひと踏ん張りだ。

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