F「・・・それってホントにただのウワサなのぅ??」

M「う〜ん、噂、ただの噂ばなしだから。」

F「でも噂っていう割にはさぁ、AコちゃんもBコちゃんも知ってるってのはどーゆーことぉ。あたし、あのひとたちの席のすぐ後ろだから、別に聞こうと思ってなくたって全部聞こえてきちゃうんだよねぇ。」
「だってあのひとたちって結構強気でさぁ、誰も聞いてなんかないってゆーかぁ、別に聞いてたって気にもしないって感じで。スゴイ勢いでしゃべりまくってるから。」

M「そぉ。」

F「それにCコちゃんも、おんなじよーな感じのこと給湯室で言ってたし。ただの噂にしては、なんか随分キョーツーの話題って感じで、あたしもうこれは直撃してみるしかないかなって思って。」

M「う〜ん、まぁ、何ていうか。あ、そう、なんか自分でもあんまりトントン拍子過ぎて実感が追いついてないんだよね。現実味がないってゆーか。」

F「え〜っ、それってやっぱそーゆーコトなわけ?」

M「まぁ、そういうことかな。」

F「じゃあやっぱり家まで来てたりするんだ。」

M「まぁ、まぁ。細かい話はまたの機会にってことで・・・」

F「え〜っ、聞きたい聞きたい〜っ!」
「これからゆっくり話そうよ。」

M「いやぁ、今日はもう遅いですから。ね、帰りましょう、まっ直ぐ。」

F「うぅん、まだ大丈夫だから。ねぇ、あたしがこれからおウチにおじゃまして、いっぱいお話聞いてあげる。」

M「それじゃもう終電なくなっちゃいますから、ね。」

F「えー、つまんないな〜やっぱり今日も来てたりするの?」

M「いやいや別にそういうことじゃないですから、ね、帰りましょう、帰りましょう。」

F「いないんだったら、いいじゃん、あたし別になにもしないでただお喋りしたいだけだからさぁ。」

M「いやほんと、もう駅着いちゃいますから、明日も早いんスから早く寝た方がいいですよ(!)」

・・・そして彼はひと足先に自宅の最寄り駅に辿り着き、オネーサンを置いてホームへの脱出に成功しました。

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