ニュースによれば、77歳でその生涯を閉じられたとのこと。
私達の世代なら、かならずや幼年期に、彼の著作に触れていたことと思う。
私のその後の読書傾向を決定付けた作品、『消えた2ページ』の作者として、氏には感謝の念がある(伝えようもなかったが)。
わが息子にも、じきに読んでみてもらいたいと思っている。
こどもの世界の良し悪しの基準と、おとなの世界の善し悪しの基準、自分の力だけでは絶対に立ち向かえない恐怖の実在に気付かされ、またそれを知ったことによる人間的成長の重要性、自分がどこに行くべきか、どうやって進むべきかは、自分で選び取り、自らの力で一歩踏み出すものなのだということのサジェッション・・・
決して短くはないが、長くもないストーリーに、こどもに対してのさまざまなメッセージを織り込んで仕上がった上質の作品には、寺村さんの人間理解の深さを感じ取れる。
女の子にはフィットしない仕立てかもしれないが、ウルトラセブンやあばれはっちゃく、みなしごハッチや999を見て育った小学校4年生には、すごく魅力的な一冊だった。
寺村さん、ありがとう。
私達の世代なら、かならずや幼年期に、彼の著作に触れていたことと思う。
私のその後の読書傾向を決定付けた作品、『消えた2ページ』の作者として、氏には感謝の念がある(伝えようもなかったが)。
わが息子にも、じきに読んでみてもらいたいと思っている。
こどもの世界の良し悪しの基準と、おとなの世界の善し悪しの基準、自分の力だけでは絶対に立ち向かえない恐怖の実在に気付かされ、またそれを知ったことによる人間的成長の重要性、自分がどこに行くべきか、どうやって進むべきかは、自分で選び取り、自らの力で一歩踏み出すものなのだということのサジェッション・・・
決して短くはないが、長くもないストーリーに、こどもに対してのさまざまなメッセージを織り込んで仕上がった上質の作品には、寺村さんの人間理解の深さを感じ取れる。
女の子にはフィットしない仕立てかもしれないが、ウルトラセブンやあばれはっちゃく、みなしごハッチや999を見て育った小学校4年生には、すごく魅力的な一冊だった。
寺村さん、ありがとう。
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