10年目。

気が付けば丸9年、今の会社にお世話になっている。
会社、とは書いてみたけれど、つまるところ、それは結局『ひと』のことである。
「自分の思ってることは、はっきりと主張したほうがいい。」とか「言いたいように、やりたいようにやればいいじゃないか。」とかいう思想で突出すればいいってもんじゃないし、実際出来るもんじゃない、出来たからって別に素晴らしいってわけでもない。
それが大抵において現実なんじゃないか（・・・と、弱気に一言つぶやいておく）。
2年目に今の部署に来れたのも、引っ張ってくれた取締役がいたからだし、それ自体、自分のチームのボスが僕に好きなようにやらせてくれてたからだし。
そして、なんやかんや言われなきゃ役に立つように、いや、実際ほんとに実益を出せるようになっていたのかもわからないのに、我慢して鍛え上げてくれて、手元にずっと置いといてくれている上司が全て道筋を用意してくれたわけだし。
家族のことも気に掛けてくれているしね。
そんなわけで、誰にでもわかりやすく自己主張や見せ掛けの努力をする必要なんてない、理解してくれる誰かにしっかりと貢献できる手段で技術を磨いてものにすればよい、という安心感の中で働いてこれた。
けっこう恵まれてるなぁと思う。
まぁ、深く考えてみちゃえば、みんなそれぞれにそうなのかもしれない、自分なんて全然特別なんかじゃないんだろうけど、やっぱ感謝することを忘れちゃいけないよね。
ともかく、お疲れさんな、自分。
明日も頑張ろう。